サントリー地域文化賞 北海道の受賞地域
サントリー・・・「やってみなはれ」でおなじみの日本を代表する巨大組織。
そのサントリーさんが、1979年のサントリー地域文化賞を創設。
全国各地の芸術、文学、伝統の保存・継承、衣食住での文化創出、環境美化、国際交流などの活動を通じて、地域の文化向上と活性化に貢献した個人、団体に賞を贈るもののようです。
ちなみに、第41回(2019年度)までの総数は219件に達しております。
では、気になる北海道の受賞先に迫りたいと思います。
1979年~2019年までの40年に北海道の団体や個人の方が受賞された件数は、なんと15件。
その15件を一件、一件、確認していきたいと思います。 最初は・・・
1979年 函館市 カール・ワイデレ・レイモン氏(個人)
手づくりハム、ソーセージの製造を通じた地域の味覚創出
https://www.raymon.co.jp/brand/index.html
1982年 江差町 江差追分会
江差追分の保存と普及を通じ、文化を核とした町づくりを推進
1983年 旭川市 木内 綾氏(個人)
北海道の自然を織込んだ新しい伝統工芸「優佳良織」を創出
1985年 函館市 南茅部沿岸漁業大学
新時代の漁業に生きる町としての地域住民のための独創的な生涯教育
1987年 置戸町 おけと人間ばん馬
ユニークな材木引き競技を核として、創意溢れる「木の町」づくりを展開
1989年 東川町 東川氷土会
野外氷彫刻の普及と技術向上に努め、寒さを逆手にとった氷の芸術を創造
1990年 札幌市 札幌こどもミュージカル
北海道の自然とアイヌの精神文化に材をとった手づくりの子どもミュージカル上演
1991年 士別市 士別サフォーク研究会
サフォーク種の羊を地域産業の中で多方面にいかした市民主導の積極的町づくり
1993年 函館市 市民創作「函館野外劇」の会
五稜郭を舞台に、市民ボランティアのエネルギーを結集した野外劇上演
1998年 札幌市 YOSAKOIソーラン祭り
参加型の新しい祭りを創設し、全道あげての祝祭を実現
1999年 札幌市 加藤 博氏(個人)
人形劇専門劇場の運営等を通じ、札幌での人形劇の育成振興に尽力
2007年 壮瞥町 昭和新山国際雪合戦
国内さらには海外にも愛好者を持つスポーツ雪合戦を創出
2010年 釧路市 北海道くしろ蝦夷太鼓
アイヌ文化と和太鼓を融合させた新たな郷土芸能
2015年 上川地域 「君の椅子」プロジェクト
地元の材と技術を用い、子どもの誕生を祝う椅子を贈る
2019年 函館市 函館西部地区バル街
食べ歩きを通じた街角での社交を創出